今回紹介するボードゲーム紹介はドリアンです。
このゲームは各プレイヤーがフルーツショップの店員となりフルーツの注文を取っていきます。
各自の公開しているカードの合計が在庫で、自分のカードのみ見えません。
他のプレイヤーの注文から自分のカードを予想しながら今の注文が在庫を超過しているか指摘したり、されたりするゲームです!
「あれ?超えてない?」とベルを鳴らすか鳴らさないかが悩ましい個人的にすごく好みのゲームです!
ドリアンってどんなゲーム?
このゲームは各プレイヤーがフルーツショップの店員となり働きます。
フルーツショップには怒りっぽい店長がいます。
各プレイヤーは注文の合計が在庫の合計を超えないように注文を取ります。
在庫を超えて注文していることを店長にバレたり、超えていないのに店長に呼んでしまうと店長に怒られてしまいます。
自分の手元だけ見えない状態で場の在庫を予想し、できるだけ店長に怒られないように注文を取ったり、はたまた他のプレイヤーの注文を指摘するゲームです!
各プレイヤーの在庫カードを悟られないようにあえて強気な注文を取り、他のプレイヤーに超過した注文を押し付けたり、特殊なゴリラカードを悟られないように変な注文を取ったりするのも楽しいです!

プレイ人数:2~7人
プレイ時間:20分
デザイナー:Masato Uesugi
アートワーク:Hiroko Izumida
出版社:Oink Games
参照元:Boardgame Geek
ルール説明
このゲームの目的
各プレイヤーはフルーツショップで働く店員となり、注文の数が在庫の数を超えないように気を付けて注文を取ります。
在庫を超えて注文を取っていることが店長に怒られてしまいます。
注文が在庫を超えていないのに店長を呼んでも店長に怒られてしまいます。
店長に怒られるたびにラウンド数と同数の店長の怒りのポイントを受け取ります。
ラウンド終了時に誰かが店長の怒りを計7ポイント以上になった際に、最も怒りポイントが少ないプレイヤーの勝利となります。
ゲームの準備
山札をシャッフルし各プレイヤー1枚ずつカードを配ります。
配られたカードは自分だけ見えないように、他のプレイヤーに見えるように置きます。
自分のカードを含めた全てのプレイヤーのカードの各フルーツの合計がこのラウンドの在庫となります。

カードにはフルーツカードとゴリラカードがあります。
フルーツカード
カードには2種類のフルーツとそれぞれ1~3個描かれています。
この2種類のフルーツと数が自分のカードの在庫となります。
フルーツは4種類あり、イチゴ、バナナ、ブドウ、ドリアンの順番でカードの枚数が少ないです。
ゴリラカード
ゴリラカードは3種類あります。
在庫としてカードが公開されたときの効果はそれぞれ以下の通りです。
ミツヒコ(緑色のカード)
フルーツが3つか描かれた注文をすべて無効にする
ムー(紫のカード)
何もしない(そのプレイヤーの在庫は何もないものとして扱う)
ナナ(ピンクのカード)
バナナの注文を全て無効にする
上からミツヒコ、ムー、ナナです。

以下のような在庫の場合、イチゴ3個、ブドウ2個、ドリアン3個、バナナの注文は全て無効(ナナの効果)となります。

ゲームの流れ
各プレイヤーは順番に手番を行います。
手番のプレイヤーはAとBのアクションの内いずれかのアクションを行います。
A. 注文を取る
山札からカードを1枚引きます。
フルーツカードの場合
描かれている2種類のフルーツのどちらか一方の注文を取ります(注文ボードの右側に来るようにカードを置きます)。
ゴリラカードの場合
注文されたカードの中から1枚を選び向きを反対にします(もう一方のフルーツを注文したことにします)。その後ゴリラカードを反対にしたフルーツカードの横に置きます(既にゴリラカードを置かれているフルーツカードを反対にすることはできません)。
カードを置いたら次のプレイヤーの手番となります。


B. 店長を呼ぶ
現在の注文がフルーツの在庫よりも多いと思ったら、1つ前の手番のプレイヤーに対してベルを鳴らし店長を呼びます。
店長を呼んだら全てのプレイヤーは自身のカードを公開して在庫のフルーツを確認します。確認した在庫のフルーツの数と注文したフルーツの数と比較します。
注文したフルーツの数の方が多い場合
店長を呼ばれたプレイヤー(1つ前の手番のプレイヤー)が怒られます。
在庫のフルーツの数の方が多い場合
店長を呼んだプレイヤー(現在の手番のプレイヤー)が怒られます。
怒られたプレイヤーは1番数字の小さい(現在のラウンド数のポイント)「店長の怒りチップ」を受け取ります。
その後全てのカードを山札に戻しシャッフルし、次のラウンド(ゲームの準備)へ進みます。

ゲームの終了
いずれかのプレイヤーが「店長の怒りチップ」の数字の合計が7ポイント以上になった場合、ゲームは終了となります。
持っている「店長の怒りチップ」の数字の合計が最も小さいプレイヤーの勝利となります。
個人的な感想
自分のカードと注文が在庫を超えていないかを予測するのが楽しいゲームで、「これベル鳴らすか?」と悩む瞬間や、在庫超えてそうだけど通った瞬間の喜びの2つの楽しみがあるゲームです!
ラウンドの後半は「もう自分に注文周ってこないでくれ~」と祈りながら手番を待つプレイヤーと、このラウンドはもう大丈夫だなと安心しているプレイヤーの対比も見ていて面白いです!
だんだん怒りチップのポイントが上がってくるため、中盤からは2連敗でゲームが終わってしまうこともあるため、結構簡単に最下位まで落ちてしまうのも面白い要素です。
ハッタリと運のバランスが絶妙で誰とでも楽しめる印象を受けました!
個人的な評価:6/10
脳汁:やや出る
盛り上がり:盛り上がる
こんな人と遊びたい:誰とでも
こんな時に遊びたい:アイスブレイクで

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