今回紹介するボードゲームはチャレンジャーズ!です。
このゲーム1つでカードゲームの大会を開くことができます!
デッキの構築ではみんなでワイワイ盛り上がれ、さながら昔友人とカードパックを一緒に開けた時のようなワクワク感があります!
対戦はオートですが、ついぐっと力を込めてカードをめくってしまうような手に汗握る熱い戦いが繰り広げられます!
チャレンジャーズ!ってどんなゲーム?
このゲームは、各プレイヤーがデッキを構築しながら大会の優勝を目指すゲームです。
1対1の対戦を各所で行い、さながらカードゲームの大会のような雰囲気をこのゲーム1つで味わうことができます!
デッキ構築の要素も面白く、同じテーマで集めたり、シナジーのあるカードを集めたり、はたまたカードパワーの強いものを集めたりとカードの引きに応じてデッキの方向性を決めていくのも面白い要素です。
対戦では相手のデッキからカードがめくれるたびに「うわ!そのカード強い!」など盛り上がれる要素がたくさんあり好きです!
決勝戦はみんなに見守られる緊張感の中で対戦するため、すごくドラマチックになります!

プレイ人数:1~8人
プレイ時間:45分
デザイナー:Johannes Krenner,Markus Slawitscheck
アートワーク:Jeff Harvey
出版社:1 More Time Games,Z-Man Games,Hobby Japan
参照元:Boardgame Geek
ルール説明
このゲームの目的
このゲームは各プレイヤーが1対1で対戦を行います。
7ラウンド目終了時点でファン(得点)を多く獲得している2名が予選を突破し決勝に進みます。
決勝にて勝利したプレイヤーが優勝者となります。
ゲームの流れ
各プレイヤーは全7ラウンドの予選大会を行います。
各ラウンドではデッキフェイズとマッチフェイズで構成されます。
デッキフェイズ
このフェイズでは、各自A~Cを順に行います。
A. 次のマッチのパークへ移動
自分の大会予定表を確認し、このラウンドでマッチフェイズを行うパークへ移動します。
以下の大会予定表の場合、1ラウンド目は緑のパーク、2ラウンド目は紫のパーク…のようになります。

B. カードの補充と選択
現在のラウンドで入手可能な山札からカードを5枚引き、入手可能枚数だけカードを選びデッキに追加します。
※入手可能な山札は大会予定表に記載されています(1ラウンド目はAレベルから2枚、3ラウンド目はAレベルから2枚もしくはBレベルから1枚等)。
このフェイズ中に1回だけ引いたカードを捨てて、同じレベルの山札から捨てたカードと同じ枚数のカードを引き直すことができます。
※カードを2枚選ぶことができる場合は、1枚目を選んだ後に引き直しを行うことができます。
Aレベルから2枚入手できる場合、Aレベルの山札から以下の5枚引いたとします。遊園地(風船マーク)のテーマでデッキを組む方針にしたとします。「売り子」のカードを入手した後に4枚を捨て4枚引き直すことができます。

山札のレベルが上がるごとにカードが強力になっていきます。

C. デッキのカードの除外
自分のデッキから任意の枚数のカードを除外することができます。
マッチフェイズ
このフェイズでは1人の対戦相手と行います。
A. デッキのシャッフルと先攻の決定
自分のデッキをシャッフルします。
第一ラウンドのみフラッグでコイントスし先攻を決めます。第二ラウンド以降はより高いラウンド番号のトロフィーを持っているプレイヤーが先攻となります(同数の場合はコイントスで決めます)。
先攻のプレイヤーはデッキの一番上のカードを公開し、カードの上にフラッグを置きます。

B. フラッグ保持プレイヤーへの攻撃
相手のカードの上にフラッグが置かれている場合、自分が攻撃を行います。
カードを1枚ずつ公開し、自分の公開されているカードのパワーの合計が、相手のフラッグが置かれているカードのパワー以上になるまで繰り返します。
パワー以上となった場合、自分が最後に公開したカード上にフラッグを置きます。それ以外のカードはベンチへ移動させます。ベンチでは同じ名前のカードは重ねておきます。
相手のフラッグが置かれているカードもベンチへ移動し、相手が攻撃を行う番となります。
上記を以下の2つの勝利条件のいずれかを満たすまで繰り返します。
①攻撃している相手プレイヤーが、フラッグを置いている自分のカードのパワー以上になることができない(攻撃しているプレイヤーが山札をこれ以上めくることができない)。
➁ 相手がベンチにカードを置く段階で、必要なスペースがない(ベンチに7種類目のカードが置かれる状態になる)。
以下の場合、左のプレイヤーが山札をこれ以上公開できず、相手のフラッグを置いているカードのパワー以上になることができないため、右のプレイヤーの勝利となります(勝利条件①)。

以下の場合、左のプレイヤーの「ピエロ」のカードがベンチに置かれる際にスペースがないため、右のプレイヤーの勝利となります(勝利条件➁)。

C. トロフィーの獲得
勝利したプレイヤーは、自分のパークの現在のラウンドに対応するトロフィーを獲得します。
※トロフィーの裏にはファン(得点)の数が書かれています。このファン数は予選(7ラウンド目)の終了までは他のプレイヤーに見せないでください。
デッキフェイズとマッチフェイズ終了後、次のラウンドへ進みます。
7ラウンド目終了後、決勝とゲームの終了へ進みます。
決勝とゲームの終了
7ラウンド目の終了時に各プレイヤーは自分の獲得したファン数(得点)を計算し、上位1位と2位のプレイヤーは決勝戦を行います。
※ファン数が同点の場合は、より高いラウンド番号のトロフィーを持っているプレイヤーが上位となります。
決勝の開始前にデッキフェイズの「C. デッキのカードの除外」のみ行うことができます。
決勝ではマッチフェイズの「A. デッキのシャッフルと先攻の決定」と「B. フラッグ保持プレイヤーへの攻撃」を行います。
決勝にて勝利したプレイヤーがこの「チャレンジャーズ」の優勝者となります。
個人的な感想
このゲーム1つで最大8人でカードゲームの大会を開けるため、すごく重宝しています!
1対1を各所で行うという要素もユニークで各メンバーと対面でコミュニケーションを取れるのも良い要素です!
対戦はシンプルで難しい要素がそぎ落とされているのにめちゃくちゃ盛り上がれるところも好きなポイントです!
ただ、デッキをうまく構築できないまま進んでしまうと、1勝もできずに予選を終えてしまうこともあるため、初見では刺さらない場合もあるかもしれません。。。
カードの引きに応じてデッキを組んでいくのは、さながらカードゲームのドラフト戦のようなワクワク感があります!
うまくシナジーのあるカードを引けてどんどん強いデッキにできた時の喜びはたまりません!
カードはいくつかのテーマセットからピックして各レベルの山札を作るため、リプレイ性も高いです。
拡張を入れるとさらにデッキの幅が広がるため今後やってみたいです。
また、拡張と一緒にプレイすると最大16人での大会が行えるため、いつかやってみたいです!
個人的な評価:7/10
脳汁:出る
盛り上がり:盛り上がる
こんな人と遊びたい:カードゲームが好きな人
こんな時に遊びたい:いつでも

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