今回紹介するボードゲームはワーリング・ウィッチクラフトです。
可愛いコンポーネントで軽いゲーム感ですが、しっかりと戦略性とリプレイ性があって、とっても気に入っています!
ワーリング・ウィッチクラフトってどんなゲーム?
このゲームは材料を生み出して隣のプレイヤーに押し付け、溢れさせるゲームです。
箱の絵柄めちゃくちゃ好きです…!!
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:15~30分
デザイナー:Erik Andersson Sundén
アートワーク:Luis Francisco, Weberson Santiago
出版社:Alderac Entertainment Group
参照元:Boardgame Geek
ルール説明
このゲームの目的
材料を生み出し隣のプレイヤーに押し付けます。
隣のプレイヤーのボードの作業場を溢れさせると自分のボード魔法円へ材料が置かれます。
他のプレイヤーより早く魔法円に5個以上材料を置くことが目的です。
ゲームの準備
- 各プレイヤーは、プレイヤーボード、大釜、アルカナトラックカード、アルカナマーカー3種、サマリーカードをそれぞれ受け取り、手元に置きます。
- 魔女カードを1枚受け取ります(ランダムに配ったり、自分で選んだ死してください)。
※初めは「見習い」の魔女がおすすめです。 - 調合法カードを4枚ランダムで各プレイヤーに配ります。
- 各プレイヤーは魔女カードの「材料面」に記されている種類と数の材料を共通サプライから自分の作業場へ置きます。
その後、魔女カードを「能力面」へ裏返します。「能力面」左上にアルカナアイコンが記されている場合、アルカナマーカーをアルカナトラックカード上で1マス進めます。
左:能力面、右:材料面
セットアップするとこんな感じになります。
ラウンドの流れ
各ラウンドでは以下の2つのフェイズを行います。
・習得フェイズ
・調合フェイズ
習得フェイズ
習得フェイズでは以下の3つのステップを順に行います。
- 調合法カードを選ぶ。
各プレイヤーは、手札から調合法カードを1枚選んで裏向きで伏せます。
※調合法カードには「↓」と「Ƨ」の方向アイコンがあります。「Ƨ」の方向アイコンのあるカードは180度回転して伏せることができます。一度選んだ方向から向きを変えることはできません。 - 調合法カードを公開する。
各プレイヤーは、前のステップで裏向きで伏せたカードを表向きに公開します。 - アルカナを解決する。
調合法カードには、上部にアルカナアイコンが記されているものがあります。アイコンには「秘薬」「カラス」「魔術書」の3種類があります。
公開したカードにアルカナアイコンが記述されている場合、アルカナトラックカード上の同じ種類のアルカナマーカーを1つ動かします。マーカーが偶数のマス(2,4,6)に到達または、通過すると対応するアルカナ効果を即座に発動します。6マス目を超えたマーカーは次に1マス目に動かします。
アルカナの効果
【秘薬】釜のアイコン
即座に共通のサプライから任意の種類の材料を1つ取り、大釜に直接置くことができる。
【カラス】
即座に自分の作業場から2個まで材料を取り除き、共通サプライに戻すことができる(材料は同じでも異なっていても良い)。
【魔術書】
即座に材料を1種類選ぶ。
選んだ材料はこのラウンド中に、調合法カードの調合に使用する際に作業場にあるかのように、共通サプライからとることができる。
4枚の手札の中から一枚選びます。今回は「スライムの召喚」を選びます。
今回は「スライムの召喚」のアルカナ効果で「カラス」のアルカナアイコンを一つ動かします。
調合フェイズ
- 材料を生み出す
各プレイヤーは公開している調合法カードを任意の枚数使用して材料を生み出します。
各調合法カードは任意の順番で各ラウンド1回ずつ使用することができます。
使用したい調合法カードの投入スペース(カードの上半分)に対応する材料を作業場もしくは、自分のほかの調合法カードの完成スペース(カードの下半分)から置きます。
その後、調合法カードの完成スペース(カードの下半分)に対応する材料を共通サプライから取り、置きます。
※投入スペースと完成スペースにキノコ/カエルのような絵柄で書かれている場合、調合法カードを使用する際にどちらの材料を置くかを使用するごとに選ぶことができます。
任意のすべての調合法カードを使用した後、完成スペースに置いてあるすべての材料を大釜に置きます。その後、投入スペースの材料を全て共通サプライに戻します。 - 大釜を渡す
各プレイヤーは大釜を右隣へと渡します。左隣から受け取った大釜の上に置いてある材料を全て自分の作業場に置きます。この時、材料が作業場に収まらない場合、その材料を左隣のプレイヤーの魔法円へ置きます。 - 勝者を確認する
いずれかのプレイヤーの魔法円に材料が5個以上置いてある場合、そのプレイヤーは勝利となります。複数人のプレイヤーがこの条件を満たしている場合より多くの材料が魔法円に置いてあるプレイヤーの勝利となります。
勝利条件を満たしているプレイヤーがいない場合、次の「手札を渡す」のステップへ進みます。 - 手札を渡す
各プレイヤーは調合法カードの手札を左隣のプレイヤーに渡し、手札上限(基本4枚)になるように山札からカードを引きます。
その後、次のラウンドに進みます。
「クモ」2つを投入スペースに置き、「ヒキガエル」2つと「マンドレイク」1つを共通サプライから、完成スペースに置きます。今回は他に調合法カードがないため、そのまま大釜に置きます。
「スライムの召喚」(左のカード)で生み出した「マンドレイク」を「跳躍の魔術」(右のカード)の投入スペースに置くこともできます。
右隣のプレイヤーの作業場から材料が溢れたら、自分の魔法円に置きます。
魔女カード
魔女カードは「見習い」の魔女の他にもいろいろなカードがあります。
初期の材料や使える能力が魔女によって異なり、プレイ感が大きく変わります。
「材料面」は、魔女によって特定の材料が偏っていたり、それぞれの材料が数にもばらつきがあります。
「能力面」は、魔女独自の調合法を持っていたり、常に使える能力を持っていたり、「見習い」と同様に1度きりの能力を持っていたりとプレイ感が変わる個性的な能力を持っています。
個人的な感想
調合カードのドラフトや調合する材料の加速感がありテンポがすごく良いです!
材料を渡される人、渡す人がどういう調合法カードを持っているかをよく見る必要があり、戦略性もしっかりあります。
キャラクターが変わるとプレイ感が大きく変わり、リプレイ性もかなり高いです。
要素は多いですが、それぞれがシンプルで誰とでも楽しめるため、初めての人でも楽しめます。
作業場が徐々に溢れてきてヤバイヤバイ!とみんなで盛り上がれるのも好きな部分です。
色々な要素が詰まっているにも関わらず1ゲームがかなり軽く、何回でもプレイできるので大好きなゲームです!
個人的な評価:8/10
脳汁:出る
盛り上がり:盛り上がる
こんな人と遊びたい:誰とでも
こんな時に遊びたい:いつでも
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