今回紹介するボードゲームは「セレスティア」です。
このゲームは他のプレイヤーを信じるワイワイできるチキンレースです!
他のプレイヤーを信じながら進んでいくので、若干の協力っぽい?要素があって、「お前を信じるぞ!!」とついつい仲間意識を持つことがあります。
いいところで船が墜落した際に「お前何やってんだー!!」と罵倒しあえたりして、パーティ要素が強く好きなゲームです!
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分
デザイナー:Aaron Weissblum
アートワーク:Gaetan Noir
出版社:BLAM !
参照元:Boardgame Geek
ゲーム内容
このゲームの目的は、障害を排除しながらを都市から都市へ移動していき、宝物カードを集めて50点を超えることです。
ゲームの準備
・9枚の都市タイルを数字順で1列に並べます。それぞれの都市タイルの横に対応する「宝物カード」(得点)を配置します。
・各プレーヤーは「プレーヤータイル」を自分の前に置き、「冒険者コマ」を船に乗せます。
カードの山札をシャッフルしプレイヤーに配ります。
・プレイヤーが2~3人:8枚
・プレイヤーが4~6人:6枚
・船を「1」の都市タイルの上に置きます。
ゲームのプレイ
このゲームは各プレイヤーが順番で船長になり、スタートの都市から最後の都市を目指します。
船から全てのプレイヤーが下船するか、船長が障害を排除できずに船が墜落するまでが1ラウンドです。
(船長でないプレイヤーは乗客と呼びます)
都市からの移動では、以下の5つのステップを順番に行います。
- 船長がダイスを振り、排除する障害の内容を決定する。
- 各乗客が船長から見て時計順に、「下船する」もしくは「船に残る」を宣言する。
- 船長が障害の排除を行う。
- 次の都市への移動が「成功」か「墜落」の判定を行う。
- 次のプレイヤーが船長となる。
1. 船長がダイスを振り、排除する障害の内容を決定する。
次の都市タイルの横に記載されているダイスの数だけダイスを振ります。
ダイスの面には「空白」「雲」「雷」「鳥」「空賊」の5種類があります(空白が2面)。
2. 各乗客が船長から見て時計順に、「下船する」もしくは「船に残る」を宣言する。
船長が振ったダイスを見て乗客は、船長が障害を排除できないと思ったら「下船する」を、排除できると思ったら船長を信じて「船に残る」を宣言します。
「下船する」を宣言した場合
船から自分の「冒険者コマ」を取ります。今いる都市の「宝物のカード」を1枚取ります。
3. 船長が障害の排除を行う。
船長はダイスで出た面に応じて、各障害が出た数だけ排除します。
それぞれの面に対して排除するために必要な装備品カードは以下の通りです。
・「空白」:カードをプレイする必要なし
・「雲」:青い「コンパス」のカードをプレイすることで排除できる。
・「雷」:黄色い「避雷針」のカードをプレイすることで排除できる。
・「鳥」:赤い「霧笛」のカードをプレイすることで排除できる。
・「空賊」:黒い「大砲」のカードをプレイすることで排除できる。
※装備品カードの内訳はそれぞれ、「コンパス」20枚 > 「避雷針」18枚 > 「霧笛」16枚 > 「大砲」14枚となっています。そのため、「雲」は排除しやすく、「空賊」は排除しにくいことになります。
船長は障害を排除できる装備品カードを持っている場合、必ずプレイし障害を取り除かなければいけません。
障害を排除できる装備品カードが1部しか持っていない、もしくは一切ない場合、船長は「ギブアップ」を宣言し船は墜落します。
(1部しか持っていない場合は装備品カードをプレイする必要はありません。)
左から「コンパス」「避雷針」「霧笛」「大砲」「ターボカード」(ターボカードは後程説明)
上記画像の場合、「雲」と「鳥」なので、「コンパス」と「霧笛」をプレイすることで障害を排除できます。
4. 次の都市への移動が「成功」か「墜落」の判定を行う。
3.で船長が障害の排除を行えた場合「成功」、行えず墜落した場合「失敗」となります。
「成功」したの場合
船を次の都市へ移動します。プレイしたカードは全て捨て札に置きます。
「失敗」した場合
船は墜落し、「次のラウンド」へ進みます。
次のプレイヤーが船長となる。
まだ船に残っている乗客の内、船長の左隣のプレイヤーが次の船長になります。
次のラウンド
船が最後の島まで移動するか、船から全てのプレイヤーが下船するか、船長が障害を排除できずに船が墜落したら、次のラウンドが始まります。
※ただし、プレイヤーの誰かがゲーム終了条件を満たしている場合、ゲームが終了します。
次のラウンドの準備は以下の通りです。
・「船」を「1」の都市タイルに置く。
・全てのプレイヤーの「冒険者コマ」を船に置く。
・全てのプレイヤーは山札からカードを1枚引く
ゲーム終了
プレイヤーの誰かが「宝物カード」に記載されている得点の合計が50点を超えた場合、ゲームが終了となります。
得点の合計が最も高いプレイヤーの勝利となります。
特殊なカード
このゲームには装備品カードのほかに「ターボカード」と「パワーカード」が存在します。
また、宝物カードの中には「魔法の望遠鏡」カードが存在ます。
使用条件、タイミングと効果は以下の通りです。
「ターボカード」(8枚)
3.の障害を排除する際に、装備品カードと同じようにプレイできる。
任意の障害を1つ排除できる。このカードは装備品カードとは違い、プレイするかしないかを自由に選択できる。
「パワーカード:放出」(2枚)
船に乗っているプレイヤー(船長・乗客)が使用できる。
2.の下船する/船に残るを宣言した後プレイできる。乗客を1人強制的に下船させる。
「パワーカード:迂回路」(2枚)
船に乗っているプレイヤー(船長・乗客)が使用できる。
2.の下船する/船に残るを宣言した後プレイできる。船長が望むなら、1回だけ任意の数のダイスを振り直すことができる。
「パワーカード:突風」(2枚)
全てのプレイヤー(船から降りているプレイヤー含む)が使用できる。
2.の下船する/船に残るを宣言した後プレイできる。船長は全ての「空白」の面のダイスを振り直す。
「パワーカード:ジェットバック」(2枚)
船に乗っているプレイヤー(船長・乗客)が使用できる。
船が墜落したときにプレイできる。今いる都市に下船したように「宝物カード」を1枚取る。
「宝物カード:魔法の望遠鏡」(4枚)
船に乗っているプレイヤー(船長・乗客)が使用できる。
2.の下船する/船に残るを宣言した後、もしくは船長が「ギブアップ」を宣言した後にプレイできる。
全ての障害を無視し、次の都市へ進む。
左から「ジェットパック」「放出」「迂回路」「突風」(順番がバラバラですみません…)
個人的な感想
「最後の都市までいくぞ!」と協力し合ったりすることもあったり、「お前じゃだめだ!」と急な裏切りがあったりとワチャワチャできて好きです。
罵倒しあえるくらいの仲の人とやると口が悪くなるのでおすすめです(笑)
「パワーカード:放出」の急な「お前船降りろ」が理不尽すぎて好きです…
勢いも大事ではありますが、次の番で船長になるからここで降りておこうみたいな引き際ポイントもつかんでおけると効率よくポイントが稼げます。
とはいえ、最後の都市まで行った時の脳汁はたまりません!
笑いあり、脳汁ありのパーティーゲームなので是非プレイしてみてください!
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