今回紹介するボードゲームはコンプレックス人狼です。
お互いある程度の悪口が言える関係であればあるほど楽しめる最高のゲームです。
一方で、相手への解像度の高さも重要になってくる奥深さも兼ね備えられています!
コンプレックス人狼ってどんなゲーム?
このゲームは各プレイヤーが5枚のコンプレックスカードの中から自分に当てはまる1枚を選びます。
人狼は各プレイヤーが選んだカード+ダミーの1枚から各プレイヤーにカードを配り直します。
配り直したカードを基に全員で議論を行い人狼を探し当てるゲームです。
個人的に悪魔的な要素だなと思ったのが、人狼がコンプレックスを外しても当てても「あ、人狼はこの人のことをこう思ってるんだな」とうっすら全員から思われてしまう点です(笑)。
一方で、他のプレイヤーへの解像度でバレてしまうこともあり、例えばイメージで「時間が守れない」のカードを配ったが、その人が時間を守れることを知っている人からは「あいつのことをあまり知らないやつが人狼か?」と透けてしまうこともあり意外と奥深さもあります。
とはいえ、「お前、俺のことをこう思ってたのかよ!」とか「いやいや、強いて言えばだよ!」とかのやり取りも楽しいですし、「お前は恋愛下手だもんな!」とか直球で悪口を言い合うのも楽しい最高のゲームです!
ただし、個人的には相手を選ぶ必要があると思っているため、持っていけるゲーム会が限られており頻繁にプレイできないのが少し悲しいです…

プレイ人数:4~12人
プレイ時間:10~20分
デザイン・製造・販売:株式会社人間
ゲームデザイン:タンサンファブリーク
参照元:株式会社人間
ルール説明
このゲームの目的
このゲームは人狼1名とそれ以外の人間陣営に分かれます。
人間陣営はゲームの最後の投票で人狼を当てることを目指します。
人狼はゲームの最後の投票で当てられないことを目指します。
ゲームの準備
コンプレックスカードの選択
各プレイヤーに5枚ずつコンプレックスカードを配ります。
その後ダミーカードとして1枚をテーブルの中央に裏向きで置きます。
各プレイヤーは5枚のコンプレックスカードから自分に当てはまると思うカードを選び、ダミーカードの上に置きます(5枚とも当てはまらない場合、何度でも引き直せます)。

役割の決定
役割カード(1枚の人狼とそれ以外は人間)を各プレイヤーに配ります。
各プレイヤーは他のプレイヤーにバレないように配られた役割カードを確認し、手元に裏向きに置きます。

ゲームの流れ
ゲームのラウンドは夜と朝の順に行われます。
夜のラウンド
各プレイヤーは目を閉じます。
人間陣営
人間陣営のプレイヤーは特にやることはありません。
人狼
テーブルの中央のカードを確認し、各プレイヤーの前に当てはまると思うコンプレックスカードを1枚ずつ置きます。
余ったカードは中央に裏向きで置きます。


朝のラウンド
各プレイヤーは目を開け、自分の目の前のコンプレックスカードを確認します。
その後、「せーの」で自分の出したコンプレックスカードと合っているプレイヤーは手をあげます。
もし、全員が手を挙げた場合人狼の勝利となります。
そうでない場合、置かれたカードを基に全員で話し合い、人狼を探します。
※個人的には、議論時間が伸びすぎないようにするために制限時間を設定すると良いです!
ゲームの終了(投票)
朝のラウンドの話し合い終了後に投票で人狼を決定します。
「せーの」で人狼だと思う人を指さします。
最も多くの票が入ったプレイヤーが容疑者となります(同数の場合は再度議論、投票を行い容疑者が1人になるまで繰り返します)。
容疑者は自分の役割カードを公開します。
容疑者の役割カードが人狼の場合
人間陣営の勝利となります。
容疑者の役割カードが人間の場合
人狼の勝利となります。
人狼が勝利した場合誰が人狼だったかは公表せずに全員の役割カードを回収し混ぜます(個人的には後味が悪くて好きです…!)。
個人的な感想
お互いのことをどう思っているか分かる、良い意味で(?)本音で語り合えるゲームだと思っています!
この人ってこういうこと思っていたんだと新しい面を見つけられる点も好きなポイントです。
ちゃんと人狼を探し当てるのも良し、ワイワイ悪口を言い合いながら人狼を探すのも良しの楽しみ方が色々あるゲームです!
個人的にはこのゲームに適している人間が宅に集まるハードルの高さが高く、なかなかプレイできないことが難点ですが、常々プレイできるチャンスを狙っています。
是非仲の良い人と一緒にプレイしてみてください!
個人的な評価:6/10
脳汁:あまり出ない
盛り上がり:盛り上がる
こんな人と遊びたい:悪口を言い合える仲の人
こんな時に遊びたい:いつでも(お酒が入っていると尚良い)
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